シムーン 

長くなりますから。
興味のある方は是非どうぞ。ちなみに時間がなくて推敲が終わってないので文章はぐちゃぐちゃです。*1

:26 彼女達の肖像 後半
一昨日は前半しか見れませんでしたが、
昨日はなんだかんだいって、前編と通しで見れました。*2


ということで、まずは昨日見落としてた点。
まずはよくよく見ればパラ様がすごく美人に。声も美しくなられた。昨日はロードレのほうに気が行っちゃってましたが、パラ様も良かったですね。
あと、時間軸的には何年後かなぁというのも気になるところですが、ワゥフの娘さんの年から考えると少なくとも、5年や6年は経ってそうですね。


さて、後半戦。
フロエ兄とリューラ兄こと、フローフ、ヴュラフがフロエフの自宅で再開です。フロエフは新種の野菜開発に精を出してますが。

男を選んだ二人にはこれからまた、戦いの日々がおとづれるようで、政府から赤紙が届いています。
しかも、同じ宮国から嶺国、礁国それぞれに出征することになるというのはなんとも皮肉です。でも、ベトナム戦争なんかの実際の戦争を例にして考えても実際に起こりうることなので。
最終回にいたっても尚、この作品は戦争の生々しさを描いてくれます。
それに、もう徴兵が始まっていたり、公務員のような仕事をしてるロードレの話を聞いてる限りでは、戦勝国同士の開戦も避けられないようですから。宮国はこれからが、いちばん苦しくなる時なのかもしれません。


ちなみに、フロエがすんでいたのは、湖に半分しずんだアルクス・プリーマの目の前でした。
アルクス・プリーマはどうやら自沈処分になったようです。*3
アルクス・プリーマは昔のままの面影を、しっかりと残してます。
フロエの時間が進んでいくなら時間なら、アルクス・プリーマの時間は止まってしまった時間。という感じです。
フロエは止まった時間の中からまだ、何か見つけ出したいものがある様子。


いっぽう、アルクスプリーマを出発したアーエルとネヴィリルは、4機の嶺国のシムーンから朝凪のリ・マージョンで「旅立つ仲間」として送り出され。翠球のリ・マージョンをします。
やっぱりシビラアウレアだけあって、他の巫女様たちからの信頼は抜群ということでしょうか、このシーンは象徴としてのネヴィリルをあらわすシーンなのかなぁと思ったり。


ところかわって、再び時間を越えた、昔の嶺国。
ここで、リマージョンを成功させたリモネ曰く、「アーエル」が時間を越えて到着してきます。出てきた場所はほぼ同じ場所でしたが時間はリモネとドミヌーラが年を重ねた分だけずれてました。そして、リモネはとても嬉しそうです。

ここで、リモネは思わず口走った「アーエル」の言葉の説明を「最上級の愛」と教えます。リモネが自分で調べて知った*4言葉の意味は、実は自分が伝えた言葉の意味だったというのはなかなか意味深です。

ドミヌーラは本調子でない身体でありながらも、リモネに次の時代へいってみることを提案します。リモネも上機嫌でしたから、きっと旅立つのでしょう。


ここからがクライマックスでした。
BGMは次週予告で使われている曲です。*5
ここで、コールテンペストの面々が「永遠の今」すなわちアーエルとネヴィリルをどうして、必死になって旅立たせようとしたのか、ということを語ってくれました。
自分は、もうこのシーンで目頭が熱くなってしまいました。
ほんとに、いい話です。自分のような、文才のない奴には、ちっとも書き表せ名ですが。ほんとにいいのです。


そして、最後は彼女達の肖像こと、アルクス・プリーマに残された巫女様方の落書きが登場です。この物語全体を現す何かが*6現れてるようでした。

そして、最後は蓄音機の音楽が終わっていって物語りは完結。
余韻が素晴らしかったです。


ちなみに今回の話にはいままでの主要キャラクタの声を吹き込まれていた声優の方々がそう出演してましたね。

:シムーン総括。
美少女SF百合バトルファンジーアニメ、ことシムーンですが。
キャストはすべて女性。出て来るキャラもほとんど女性。
ということ、自分が今まで見てきた作品とも、今まで業界にあったであろう作品とも、一線を画す独自の方針のもとに作られた作品でしたが。
なかなか独創的なだけあってハードルは高かった感じがあります。自分は基本的に何も情報なしで先ず、見てみて面白かったら見続けるというスタンスを取っていたので、見ることになりましたが。先に百合アニメという情報を持っていたら視聴していたかはかなり怪しいところです。
それに広報不足なんでしょうか?認知度そのものもかなり低かったようですね。

しかしながらその分、熱烈なファンが多くなったことも事実かと思います。


全体の感想としては。
先ず、序盤。
自分は作品設定の難しさについていず。見切りの危機に立たされました。
しかし、OPテーマが特に良かったので、OPテーマ見たさになんだかんだで見てました。
今思い返すと、序盤は戦争の恐さと、アムリアの大きさを見せる場面だったのかなぁという感じですね。
この頃がいちばん百合テイストは強かったんじゃないでしょうか。


次は中盤。
中盤からは人間関係が面白い具合になってたので、このころから毎週見るのが楽しみになってました。
中盤はまさに人間関係を見ればいいのかなぁと思います。


そして終盤。
ここで、物語は核心へ向けて一気に加速です。
ここまでくればもう況やおやですね。
個人的には話のまとまり方は最高だったと思います。
まだまだ、謎に包まれたことがあったり、不確定な未来が沢山存在するのは、終わらない世界を描写するなら、必要不可欠だと思いますし、何より自分的な推測なんかができるのがいいです。
しかし、それにしても結局明かされなかった謎は多すぎるような気もします。


全体を通してのテーマは「少女であること」と「大人になること」だった気がします。
シムーンの世界観では、大人ということの線引きがはっきりしていた*7分、少女から大人への成長もよりはっきりしたものになっていたのではないでしょうか。
「おとなになること」は自分にとっても身近な話題なので、そこも、自分が魅かれた原因の一部かだと思います。


この作品は本当に完成度の高い作品だなぁといまさらながらに感じます。
最後まで見て、振り返ってみても、各話はともとても重要な役を担ってた幹事で。
製作スタッフとスタジオディーンの技量の高さを示してますね。
本当に素晴らしい作品です。自分が見てきた中では一番か、二番かというところです。


個人的に後悔してることは序盤は面白いと思ってみてなかったので、録画したのを消してしまったことですね。これだと、なんと、保存版が作れません。
大失敗ですね。チャンスがあればDVDに手を伸ばしたいと思います。


あと、個人的には続編を期待しますが。やっぱり無理かなぁ。
まとまりのない文章になってしまいましたが、シムーンの話題はこれでひとまず閉じさせて頂きます。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
そして、シムーンを製作してくださったスタッフの方もありがとうございます。

*1:自分の書く文章なんざ、推敲したってぐちゃぐちゃですがw

*2:前半の感想は9月26日分をご覧ください。

*3:半分しか沈んでませんが、標的艦として撃沈とかじゃなくて良かったです。

*4:アングラスが出て来る週に図書室で調べてましたよね。

*5:サントラがないので、タイトルが分からない。

*6:うまく書き表せませんが、見てた方なら分かるはず。

*7:泉に行けば大人になる