ウィザーズ・ブレイン7(下)*1
ということで、ようやく店売りを秋葉原のアニメイトで見つけられたので。
正確には先月の10日前後から本屋は定期的にみたけど、ちっとも並んでませんでした。アニメイトも残り2冊だったし、品薄なんでしょうか。それとも9年も続いてるから、見きられかけてて、供給量が調整されてるんでしょうか。
まぁ、その辺はどうでもいいですね。
昨晩〜今日と読んでました。更に言うと、4か月も前のことをよく覚えてないので、とりあえず?の中も読みなおし。以下、感想っぽいけど、ネタバレが若干ある気がしないでもないなので一応隠すことにした(←×
今回の?章はアルフレッドウィッテンの大暴露タイムなので、1章から見直したいところですが、生憎1〜6までは実家の本棚に投げ込まれてるので、すぐにはかなわない感じです。
今度機会があれば引っ張ってこよう。
話はアリスとウィッテンのラブストーリーがアマアマです。
しかもそこが見せ場です(え?)
しかしながら、3人の研究者の議論はかなり生々しいものがある。
というか、作者が物理学選考だから当然といえば、当然な気もしますが、なんとなく共感できるものがあって面白かった。
これは完全に余談ですが、情報制御理論とその付随能力を思いついた作者はすごいなぁと、大学に入って本格的な物理をかじり始めて思ったり。
着眼点が良いです。
中巻の途中から下巻にかけてはラブストーリーをそっくり排除したらがなかったらラノベの枠から逸脱しかねない感があります。
いつもおなじみの戦闘に至ってはわずか3ページ!しかも圧倒的な物理攻撃しか出ないというあれ。
まぁ、もはや戦闘シーンがなくても、十分に面白いほどに中身が熟してるということでしょう。
個人的には、どの段階からこの?章につなげるつもりだったのか、と思ってしまうような展開ですが。13巻かかって、ようやく世界の本当の状況が見えた感じです。
ここから先は、読者が、誰はどう動く、とか勝手に想像するのを楽しめといわれてるような気もしないでもないなぁとか。
個人的に最も気になる点を3つ書いて、まとまらないですが〆
・アリスは結局どうなったか。
・雲が除去できると真昼の考える賢人会議の存在意義*1が消滅するけど、どうするのか。
・体は人間頭脳は人外の魔法士に対して、体は人外頭脳は人間のターミネーターフェイの立場はどうなるのか。
続きを楽しみに待ちたいと思います。
いつものペースで行くと次巻は1年後でしょうか。後3章、それぞれ上、中、下構成だと、最速でも3年、いつものペースだと5年で完結しますね。
5年後とか、小説の中で人類が青空を取り戻して存亡の危機を回避しても、自分が存亡の危機に直面してるか、社会的に存亡できてない可能性まである。。
- 作者: 三枝零一,純珪一
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
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ちなみに、祐一とセラが大好きな蛸壺はこの小説を8年間愛読してる信者なので、感想を参考にしたら間違いなく負けです。
*1:シティに対して魔法士能力の平和的な付与を行う